投稿日時2018年5月24日(木)

ディーマット



とある朝6時、不気味な地響きで目が覚める。「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・」自然が織りなす重低音、音量はどんどん大きくなり何かが近づいてくる。間髪入れずに部屋が悲鳴を上げ始める。「ミシッ!ミシッ!ミシミシミシ・・・」、重低音と悲鳴が合わさったかと思えば小刻みにベッドや家具が揺れる「ガタガタガタ・・・」ここまでわずか1~3秒の出来事だ。きっと皆が思うことは「あっ地震だ。でも、ま~そのうち治まるだろう。」ではなかろうか。と思った次の瞬間、突然全身を下から一気に突き上げられる。身体が宙に浮く、恐らく5cmくらいは浮いたはず、しかも何回も突き上げられる。「ガタガタガタ」ではない。「ドーン!ドドドドドドドドドッ!!」だ。おしゃれなカクテルを作るシェイカーで部屋ごと揺らされているイメージだ。当然の如く色んな物が落ちていく。パニックだ。三半規管は全く機能しない。立ち位置すらつかめない。ベッドに留まることで精いっぱい。ここで自分の命の危険を感じ、そして死を覚悟する。そのまま大きな縦揺れが数十秒続いた後、次第に横揺れへと変わっていく。100cmは前後左右に揺らされる。そろそろベッドから放り出され、家具は倒れ、ガラス窓が割れる。でも、まだ揺れている。少なくとも1分は揺れ続ける。永遠に終わらないと思うのではなかろうか。そしてだんだん揺れが治まり静かになっていく。辺りは「シーン」とするか、人の叫び声か子供の泣き声がこだまする。割れたガラスで出血する人、家具に挟まれ身動きできない人などたくさんいるが命を落としていないだけマシな方だ。旧日本家屋の1階に住んでいる人は残念な結果になっている・・・。

さあ、皆さん、あなたは運よく軽症、ここからどうしますか?

隣の部屋で寝ていた親が家具の下敷きになっているかもしれない。びっくりした我が子が裸足のまま走って来てガラスの破片で足を切り血だらけかもしれない。となりの家から焦げ臭い匂いがして黒い煙が上がっているかもしれない・・・。助けないと。逃げないと。考えればキリがないですよね。それとも、京都ではこんな災害は起こらない。自分とは無縁だ。起こってから考える。と、思っている方はいませんか?・・・間違いではないです。一生被災しないかもしれません。ただ、もしかしたら明日、いや1時間後に震度7の直下型地震が起こるかもしれません。だから、いざという時に備えて万全の準備をしましょう!と言いたいのではなく、今回はDMAT(ディーマット)の記事を書こうとしていたのですが、なんとこのままでは規定の文字数をオーバーしてしまうので次回に持ち越したいと思います。と勝手に言ってますが広報部の皆さん、機会を与えて下さった理事の皆さん、ふざけた文章でスミマセン。続きのチャンスをください。次はちゃんとDMATのことを書きます。

さあ、次回はあるのでしょうか。小生は干されているかもしれません。汗

文責:京都第一赤十字病院 宮下 誠

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